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浅利与一

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豊富地区ゆかりの人物・浅利与一に関する記事です。
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#琵琶法師

与一ミニ企画展⑤琵琶法師とは

『平家物語』といえば琵琶法師の存在が思い浮かびます。ではその琵琶法師は、いったいいつ頃現れて、社会の中でどのような役割を果たしたのでしょうか。 琵琶法師の登場  琵琶はもともと中国の楽器で、朝廷に伝わり雅楽に取り入れられました。それとは別に、唐の時代(618~907年)から盲目の人が琵琶を弾く習俗があったといいます(『続高僧伝』『西湖遊覧志余』)。その習俗は西国に伝わって平家琵琶の源流になったと考えられています。  平安時代になると、記録にも琵琶法師が登場します。『小右記

与一ミニ企画展④『平家物語』成立と権力者①語り本と足利氏

『平家物語』の読み本・語り本それぞれの成立には、当時の政治権力も深くかかわっていたと言われています。 まずは「語り本」のほう、代表的な覚一本の成立と室町将軍家の関係を見てゆきましょう。 『太平記』に見える琵琶法師・明石覚一 現代において、もっとも有名な『平家物語』は、語り本の覚一本です。これは琵琶法師の明石覚一検校の語りをベースにしています。 明石覚一は琵琶法師で、南北朝時代に既に「平家」を語っていたことが分かっています。『師守記』暦応3(1340)年2月4日条に「覚一の