中央市豊富郷土資料館

緑豊かな山梨県中央市にある資料館です。昔の道具や養蚕関係資料を約7500点収蔵し、養蚕…

中央市豊富郷土資料館

緑豊かな山梨県中央市にある資料館です。昔の道具や養蚕関係資料を約7500点収蔵し、養蚕をはじめとした地域の歴史・文化にまつわる調査・研究活動を行っています。公式ページや旧ブログ「豊富郷土資料館のブログ」もあわせてご覧ください。

マガジン

  • 郷土資料館の概要

    当館の常設展示の内容や書籍、旧ブログのご紹介、周辺地域に関する内容をまとめました。

  • とよとみ養蚕だより

    「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から手書きで発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

  • イベント・体験活動

    当館で実施する体験活動・祭り・親子工作などの記事をまとめました。

  • 講座・講演会

    当資料館がかかわった講座や講演会に関する記事をまとめました。

  • 中世甲斐の風景

    中央市は甲斐源氏の一族の鎌倉御家人浅利与一義成の拠点でした。与一が活躍した中世前期を中心に後期も含めて、甲斐内外の中世世界の風景を取り上げていきます。

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中央市豊富郷土資料館です

こんにちは!中央市豊富郷土資料館です。当館では山梨県中央市内(旧豊富村・田富町・玉穂町)で明治時代以降に使われていた庶民生活の資料を中心に調査・研究・展示しています。2階は「シルク資料展示室」として養蚕に特化した内容となっており、郷土の歴史を知る場として多くの人に利用されています。 資料館の概要 中央市豊富郷土資料館は、考古・歴史・民俗資料が時代とともに失われていく現状を憂えた旧豊富村の皆様からの提供により、昭和54年に約3000点の資料を収集展示したことからはじまりまし

    • 館内探検⑤昔の養蚕道具

      中央市豊富郷土資料館です。 数回にわたり、当館の常設展示を紹介しており、今回が最終回です。 校外学習や観光の参考にどうぞ。 今回は2階の養蚕関係資料のコーナーです。 2階には階段とエレベータでアクセスできます。 階段は常設展示室からも、企画展展示室からも行けます。階段を登ると、突き当りはシアタールームです。定員は30名程度(つめれば50名ほど入ります)、学校・団体見学では、ここでDVDを鑑賞することもあります。当館主催の講演会会場などもここです。 エレベータはエントラン

      • 昔のおもちゃ④竹のけん玉

        中央市豊富郷土資料館です。 今回も当館ロビーにある「昔のおもちゃ」の遊び方をご紹介します。 今回はこちら。 分かりにくいですが、これもけん玉の一つです。 竹のけん玉は、紐がついている竹の輪を、輪投げのように、持ち手でキャッチできればクリアです。 体感では、一般的なけん玉よりやや易しいようです。 もちろん一般的なけん玉も用意していますので、遊び比べてみるのも楽しいですよ!

        • 昔のおもちゃ③まゆ玉転がし

          中央市豊富郷土資料館です。 今回も当館ロビーにある「昔のおもちゃ」の遊び方をご紹介します。 今回はこちら。 何の変哲もない竹のコースですが、ここに転がすものが… そう、まゆ玉です。 ここで使っているまゆ玉は、当館で飼育した蚕たちのものです。 おもちゃに使っているまゆ玉は、職員が細工をして、中にビー玉を仕込んであります。 そのため、面白い動きをしながら転がっていきます。 どんな動きかは実物を見てのお楽しみ。

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        • 郷土資料館の概要
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          3本
        • 企画展
          4本

        記事

          館内探検④農機具と戦争の頃

          中央市豊富郷土資料館です。 数回にわたり、当館の常設展示を紹介しています。 校外学習や観光の参考にどうぞ。 今回は農機具のコーナーと、太平洋戦争に関するコーナーを中心にご紹介します。 農機具のコーナーでは、主に稲作に使用していた道具を紹介しています。 桑に関する道具は二階の養蚕コーナーにありますので、また別の機会に紹介します。 脱穀の時に利用していた、千歯こき・足踏脱穀機です。 脱穀は、戦国時代までは「こき箸」を使っていました。今の割り箸に近い道具を使い、手作業で脱穀

          館内探検④農機具と戦争の頃

          昔のおもちゃ②針金のコースター

          中央市豊富郷土資料館です。 今回も当館ロビーにある「昔のおもちゃ」の遊び方をご紹介します。 今回はこちら。 一見何か分からないコレ、当館のおもちゃの中でも最難関な「針金のコースター」です。 遊び方は、 まずU字形の針金を、くねくねの針金の先端にひっかけます。 このU字形の針金を落とさないように、くねくねの針金を伝わせて、手元までたどり着けばクリアです。 高い集中力と戦略が要求されるおもちゃで、クリア率は3割程度(体感)です。 あなたはクリアできるかな?

          昔のおもちゃ②針金のコースター

          昔のおもちゃ①バランスボー

          中央市豊富郷土資料館です。 今回は当館ロビーにある「昔のおもちゃ」の遊び方をご紹介します。 まずはこちら。 竹を半分に割ってアクリル板をつけた中に、ビー玉が入っています。 これは「バランスボー」というおもちゃです。 その名の通り、バランス感覚が試されるおもちゃです。 遊び方は、 竹の内側にあるくぼみ全てに、ビー玉を転がして入れましょう。 全てのくぼみにビー玉が入っている状態になればクリアです。 一つでもくぼみから外れてしまったら、やりなおしです。 頑張ってください!

          昔のおもちゃ①バランスボー

          とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年4月号)

          資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」23号(令和6年4月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

          とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年4月号)

          資料館の桜、そろそろ満開

          中央市豊富郷土資料館です。 資料館周辺の桜がそろそろ見ごろです。 資料館周辺には「シルクの里公園」や、千本桜登山口もあります。 千本桜登山口および駐車場は、資料館からシルクラインを南下してすぐの所にあります。看板が小さいのでご注意ください。 詳しい地図は「資料館の周辺案内(レジャー編)」記事内でも紹介しています。 春の散歩にぜひお立ち寄りください。

          資料館の桜、そろそろ満開

          2024年度もよろしくお願いいたします

          中央市豊富郷土資料館です。 2024年度になりました。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 今年度も当館は企画展や各種イベントで皆様のお越しをお待ちしております。 直近では、五月末に「わんぱく与一祭り」を開催予定です。 詳細は追ってご連絡いたします。 また六月末から八月にかけて、今年も蚕の飼育を行う予定です。同時に2023年度の蚕成長記録の写真パネル展示もする予定です。 開館時間は9時~17時(最終入館16時30分)です。 休館日は月曜日と祝祭日の翌日(月曜が祝祭日

          2024年度もよろしくお願いいたします

          鉄兜を寄贈していただきました

          浅利地区にお住いの大沼様より旧日本軍の鉄兜を寄贈していただきました。お宅に残されていたものだそうです。そのほか大沼様より昭和初年の地域のお話をいろいろお伺いしました。ありがとうございました。

          鉄兜を寄贈していただきました

          ひな人形の展示

          江戸時代から昭和までの桃の節句に飾られた、さまざまなひな人形が勢ぞろいします。 写真は、明治め大正期に甲府の雛問屋が作成し、庶民に愛された「横沢雛」で、ちょっと不思議なポーズの市井の人々などを題材にしています。 展示期間 3月3日(日)~4月4日(木) 2月29日のひな人形の飾りつけには、歴文ボの方々が協力してくださいました。ありがとうございました。

          とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年3月号)

          資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」22号(令和6年3月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

          とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年3月号)

          とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年2月号)

          資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」21号(令和6年2月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

          とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年2月号)

          昔からの甲州の節分

           2月3日は好天のあたたかい日差しの中、資料館の前庭で節分の豆まきを行いました。午前の11時と正午の2回実施し、100人ほどの親子が参加してくださいました。  始まりの呼び出し太鼓を歴文ボの薬袋さんが叩いてくださいました。豊富地区で子どもたちと活動してきた甲州の「与一太鼓」を景気よく披露してくれました。    昔ながらの甲州の節分の豆まきは、六つ目の籠を竹竿に取り付け庭先に立てます。竿には鬼の嫌うというネズミサシやヒイラギをつけますが、今回はてっぺんにヒイラギを乗せました。

          大福寺周辺をたずねる 2「大福寺の仏像と歴史」

           本館で行われた山梨郷土研究会主催のシリーズ・現地で学ぶ「大福寺(中央市)とその周辺」での鈴木麻里子氏の講演(2023年11月11日)からお伝えします。  大福寺には22体の平安時代の仏像が安置され、県内最多である。新収蔵庫に安置される前のそれぞれの堂の各像は、ほぼ『甲斐国志』に記載される江戸時代の安置状況を伝える。 (1)聖観音立像(観音堂本尊)    観音堂厨子内 10世紀末頃 県指定文化財  像高(現状)355.5㎝。左手に蓮の蕾を持ち、右手を立てるが、両腕は後代

          大福寺周辺をたずねる 2「大福寺の仏像と歴史」