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展示物紹介「昔のお金」~新札発行によせて~

中央市豊富郷土資料館です。

2024年7月3日から、新しい一万円札・五千円札・千円札が発行されます。
肖像画も新しくなり、特に一万円は1984年から40年にわたり採用されていた福沢諭吉からついに渋沢栄一になります。
一万円を俗に「諭吉」と呼ぶ時代から「栄一」と呼ぶ時代になるのでしょうか。

さて、当館の常設展示には「昔のお金」の展示があります。
展示してあるのは江戸のお金から平成初期のコインやお札です。

常設展示入口から、「昔の台所」コーナーを右に曲がり、座敷の奥、洗濯機や五右衛門風呂があるコーナーの向かい側にあります。
現在のお札(福沢諭吉・樋口一葉・野口英世)や二千円札、ひとつ前のお札(福沢諭吉・新渡戸稲造・夏目漱石)はまだ置いていません。そのうち足そうと思っています。

こちらが展示の中でも比較的新しいお札です。
注目は、下から二番目の、岩倉具視の五百円札。

なんと、こちら平成6年(1994年)まで発行していたんです!
調べてみたところ、500円玉が登場したのが1982年のこと。そして1994年に紙幣が発行停止になるまで12年間、紙幣と硬貨が同時にあったそうです。

本記事の筆者は90年生まれで、物心ついた時はすでに500円玉の時代だったので、「500円紙幣って昭和の時代じゃない?」と勝手に思っていましたが、実は平成でも発行されていたんですね。

こちらの「昔のお金」コーナーは学校見学でも人気のスポットです。小学生の皆さんだけではなく、江戸時代や明治以降の日本史を勉強中の中学生・高校生の皆さんも、実物を見ると資料集の写真とはまた違う発見があるかもしれません。藩札や貿易銀もあります。お気軽に見に来てください。




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