中央市豊富郷土資料館

緑豊かな山梨県中央市にある資料館です。昔の道具や養蚕関係資料を約7500点収蔵し、養蚕…

中央市豊富郷土資料館

緑豊かな山梨県中央市にある資料館です。昔の道具や養蚕関係資料を約7500点収蔵し、養蚕をはじめとした地域の歴史・文化にまつわる調査・研究活動を行っています。公式ページや旧ブログ「豊富郷土資料館のブログ」もあわせてご覧ください。

マガジン

  • とよとみ養蚕だより

    「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から手書きで発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

  • 郷土資料館の概要

    当館の常設展示の内容や書籍、旧ブログのご紹介、周辺地域に関する内容をまとめました。

  • イベント・体験活動

    当館で実施する体験活動・祭り・親子工作などの記事をまとめました。

  • 講座・講演会

    当資料館がかかわった講座や講演会に関する記事をまとめました。

  • 中世甲斐の風景

    中央市は甲斐源氏の一族の鎌倉御家人浅利与一義成の拠点でした。与一が活躍した中世前期を中心に後期も含めて、甲斐内外の中世世界の風景を取り上げていきます。

リンク

とよとみ養蚕だより

「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から手書きで発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

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とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年5月号)

資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」24号(令和6年5月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーで、おかげさまで二周年を迎えました。 本ページを見てくださった皆様、資料館や「シルクふれんどりぃ」で紙のたよりを持ち帰ってくださった皆様、ありがとうございます。 これからも「とよとみ養蚕だより」の発行は続きます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年4月号)

資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」23号(令和6年4月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年3月号)

資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」22号(令和6年3月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

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とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年2月号)

資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」21号(令和6年2月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

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郷土資料館の概要

当館の常設展示の内容や書籍、旧ブログのご紹介、周辺地域に関する内容をまとめました。

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館内探検⑤昔の養蚕道具

中央市豊富郷土資料館です。 数回にわたり、当館の常設展示を紹介しており、今回が最終回です。 校外学習や観光の参考にどうぞ。 今回は2階の養蚕関係資料のコーナーです。 2階には階段とエレベータでアクセスできます。 階段は常設展示室からも、企画展展示室からも行けます。階段を登ると、突き当りはシアタールームです。定員は30名程度(つめれば50名ほど入ります)、学校・団体見学では、ここでDVDを鑑賞することもあります。当館主催の講演会会場などもここです。 エレベータはエントラン

昔のおもちゃ④竹のけん玉

中央市豊富郷土資料館です。 今回も当館ロビーにある「昔のおもちゃ」の遊び方をご紹介します。 今回はこちら。 分かりにくいですが、これもけん玉の一つです。 竹のけん玉は、紐がついている竹の輪を、輪投げのように、持ち手でキャッチできればクリアです。 体感では、一般的なけん玉よりやや易しいようです。 もちろん一般的なけん玉も用意していますので、遊び比べてみるのも楽しいですよ!

昔のおもちゃ③まゆ玉転がし

中央市豊富郷土資料館です。 今回も当館ロビーにある「昔のおもちゃ」の遊び方をご紹介します。 今回はこちら。 何の変哲もない竹のコースですが、ここに転がすものが… そう、まゆ玉です。 ここで使っているまゆ玉は、当館で飼育した蚕たちのものです。 おもちゃに使っているまゆ玉は、職員が細工をして、中にビー玉を仕込んであります。 そのため、面白い動きをしながら転がっていきます。 どんな動きかは実物を見てのお楽しみ。

館内探検④農機具と戦争の頃

中央市豊富郷土資料館です。 数回にわたり、当館の常設展示を紹介しています。 校外学習や観光の参考にどうぞ。 今回は農機具のコーナーと、太平洋戦争に関するコーナーを中心にご紹介します。 農機具のコーナーでは、主に稲作に使用していた道具を紹介しています。 桑に関する道具は二階の養蚕コーナーにありますので、また別の機会に紹介します。 脱穀の時に利用していた、千歯こき・足踏脱穀機です。 脱穀は、戦国時代までは「こき箸」を使っていました。今の割り箸に近い道具を使い、手作業で脱穀

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イベント・体験活動

当館で実施する体験活動・祭り・親子工作などの記事をまとめました。

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昔からの甲州の節分

 2月3日は好天のあたたかい日差しの中、資料館の前庭で節分の豆まきを行いました。午前の11時と正午の2回実施し、100人ほどの親子が参加してくださいました。  始まりの呼び出し太鼓を歴文ボの薬袋さんが叩いてくださいました。豊富地区で子どもたちと活動してきた甲州の「与一太鼓」を景気よく披露してくれました。    昔ながらの甲州の節分の豆まきは、六つ目の籠を竹竿に取り付け庭先に立てます。竿には鬼の嫌うというネズミサシやヒイラギをつけますが、今回はてっぺんにヒイラギを乗せました。

干支の動物工作「ゆらゆら動く辰の子」

12月9日(土)は恒例の干支の動物工作でした。今回は「ゆらゆら動く辰の子」をつくりました。竹のわっかの台に乗って前後に揺れて、頭もカクカク動きます。どなたもかわいい辰の子の工作ができました。

正月飾りをつくりました

12月2日の体験活動は正月飾りづくりです。今まで元館長の田中正八さんが講師で来ていただきお世話を長くいただいていましたが、今年夏にお亡くなりになりました。その後を館員が引き継ぐこととなり、田中さんのようにお教えできるか不安もありました。ですが、参加者ほとんどの方が初体験でしたが、どなたもきれいに仕上げることができました。

綿花をいただきました

市内にお住いの田中さんが栽培した綿花をいただきました。 小学校一年生の国語の教材に「たぬきの糸車」があります。その時期には毎年当館の糸車セット(貸し出し用)を小学校に貸し出しますが、そのおりに子どもたちの体験用に少しずつではありますが綿花を分けてあげたいと思います。ありがとうございました。 早速、田中さんがお持ちになった綿花から種を取り除くために、実繰り機を使ってみました。 糸車と実繰り機と破れ障子の貸し出しを小学校にしていますが、一般の方も来館していただければ、糸繰・糸

講座・講演会

当資料館がかかわった講座や講演会に関する記事をまとめました。

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大福寺周辺をたずねる 2「大福寺の仏像と歴史」

 本館で行われた山梨郷土研究会主催のシリーズ・現地で学ぶ「大福寺(中央市)とその周辺」での鈴木麻里子氏の講演(2023年11月11日)からお伝えします。  大福寺には22体の平安時代の仏像が安置され、県内最多である。新収蔵庫に安置される前のそれぞれの堂の各像は、ほぼ『甲斐国志』に記載される江戸時代の安置状況を伝える。 (1)聖観音立像(観音堂本尊)    観音堂厨子内 10世紀末頃 県指定文化財  像高(現状)355.5㎝。左手に蓮の蕾を持ち、右手を立てるが、両腕は後代

大福寺周辺をたずねる1「浅利氏と大福寺」

今回よりマガジン「中世甲斐の風景」をスタートさせます。中央市は甲斐源氏の一族の鎌倉御家人浅利与一義成の拠点でした。与一が活躍した中世前期を中心に後期も含めて、甲斐内外のテーマを取り上げていきます。  今回は2023年11月11日に本館で行われた山梨郷土研究会主催のシリーズ・現地で学ぶ「大福寺(中央市)とその周辺」という研究会での末木健氏(山梨県考古学協会名誉会長・当館元館長)の講演からお伝えします。  浅利与一義成は武田(逸見)清光の10男または11男。法久寺位牌銘に

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歴史講座を開催しました(「武田vs今川・徳川の城づくり」3回目)

中央市豊富郷土資料館です。 9月9日(土)に歴史講座「武田vs今川・徳川の城づくり」3回目を開催しました。 今回の舞台は天正10(1582)年。前半は武田氏の一族・一条氏の拠点となった上野城がどこにあるか、後半は本能寺の変直後の北條・徳川の争い(天正壬午の乱)に関わる砦についてです。 いずれの内容も、今年の夏までに実地のフィールドワークを行い、定説と違う箇所や新たな砦の発見がありました。今回の講座はそれら最新の成果も盛り込んでいます。 まず一条氏の上野城について。 現在、

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歴史講座を開催しました(「武田vs今川・徳川の城づくり」2回目)

中央市豊富郷土資料館です。 8月19日(土)に歴史教室「武田vs今川・徳川の城づくり」を開催しました。第二回目は「武田VS徳川の丸馬出」です。 (一回目の記事はこちら。) 城の防御施設のひとつに「馬出(うまだし)」があります。馬出は城の虎口(こぐち、小口とも)の外側に設けられた土塁や防壁のことで、角張っているものを角馬出、半円形のものを丸馬出といいます。 丸馬出の代表例として、よく取り上げられるのが遠江国諏訪原城です。 ここの丸馬出は当初、武田の手によるものだと思われ

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中世甲斐の風景

中央市は甲斐源氏の一族の鎌倉御家人浅利与一義成の拠点でした。与一が活躍した中世前期を中心に後期も含めて、甲斐内外の中世世界の風景を取り上げていきます。

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大福寺周辺をたずねる 2「大福寺の仏像と歴史」

 本館で行われた山梨郷土研究会主催のシリーズ・現地で学ぶ「大福寺(中央市)とその周辺」での鈴木麻里子氏の講演(2023年11月11日)からお伝えします。  大福寺には22体の平安時代の仏像が安置され、県内最多である。新収蔵庫に安置される前のそれぞれの堂の各像は、ほぼ『甲斐国志』に記載される江戸時代の安置状況を伝える。 (1)聖観音立像(観音堂本尊)    観音堂厨子内 10世紀末頃 県指定文化財  像高(現状)355.5㎝。左手に蓮の蕾を持ち、右手を立てるが、両腕は後代

中央市周辺の山城を見つける「七覚・洞山編」

 当館では歴史文化ボランティアの会との合同フィールド調査で、2023年度は市内の山城調査も行っています。5月から7月にかけて実施されたもので、本新ブログ開設前のことでしたので、前後しますが概報をお知らせしていきます。  中央市は南側に御坂山系を背負っていますが、山城の実態については確認されていませんでした。しかし隣の中道町(現甲府市)には中道往還が通る峠道(右左口峠)があり、いくつかの山城が確認されています。本市の豊富地区からも駿河や九一色と結ぶ峠道が越えていますので、山城が

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大福寺周辺をたずねる1「浅利氏と大福寺」

今回よりマガジン「中世甲斐の風景」をスタートさせます。中央市は甲斐源氏の一族の鎌倉御家人浅利与一義成の拠点でした。与一が活躍した中世前期を中心に後期も含めて、甲斐内外のテーマを取り上げていきます。  今回は2023年11月11日に本館で行われた山梨郷土研究会主催のシリーズ・現地で学ぶ「大福寺(中央市)とその周辺」という研究会での末木健氏(山梨県考古学協会名誉会長・当館元館長)の講演からお伝えします。  浅利与一義成は武田(逸見)清光の10男または11男。法久寺位牌銘に

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