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昔からの甲州の節分

 2月3日は好天のあたたかい日差しの中、資料館の前庭で節分の豆まきを行いました。午前の11時と正午の2回実施し、100人ほどの親子が参加してくださいました。
 始まりの呼び出し太鼓を歴文ボの薬袋さんが叩いてくださいました。豊富地区で子どもたちと活動してきた甲州の「与一太鼓」を景気よく披露してくれました。
 


与一太鼓を打つ薬袋さん

 昔ながらの甲州の節分の豆まきは、六つ目の籠を竹竿に取り付け庭先に立てます。竿には鬼の嫌うというネズミサシやヒイラギをつけますが、今回はてっぺんにヒイラギを乗せました。籠には六角の目がたくさんあり、邪鬼祓いが本来期待されたものでしょうが、いつのころからか、鬼そのものの目とみなされるようになりました。「福は内、鬼は外、鬼の眼をぶっ潰せ」と皆さんで三回唱えながら、籠をねらって豆まきをぶつけました。豆まきのあと子供たちは福引をして、景品と持ち帰り用の豆をもらって帰りました。


六つ目籠とヒイラギ