中央市豊富郷土資料館

緑豊かな山梨県中央市にある資料館です。昔の道具や養蚕関係資料を約7500点収蔵し、養蚕をはじめとした地域の歴史・文化にまつわる調査・研究活動を行っています。公式ページや旧ブログ「豊富郷土資料館のブログ」もあわせてご覧ください。

中央市豊富郷土資料館

緑豊かな山梨県中央市にある資料館です。昔の道具や養蚕関係資料を約7500点収蔵し、養蚕をはじめとした地域の歴史・文化にまつわる調査・研究活動を行っています。公式ページや旧ブログ「豊富郷土資料館のブログ」もあわせてご覧ください。

マガジン

  • イベント・体験活動

    当館で実施する体験活動・祭り・親子工作などの記事をまとめました。

  • 企画展

    当資料館の企画展に関する記事をまとめました。

  • とよとみ養蚕だより

    「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から手書きで発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

  • 講座・講演会

    当資料館がかかわった講座や講演会に関する記事をまとめました。

  • 資料館の日本刀

    当館所蔵刀の紹介や、当館の刀剣関連イベントなどを、刀担当学芸員がゆっくり更新します。

リンク

記事一覧

中央市周辺の山城をみつける 4「市川上野から右左口につづく尾根上塁址群」

2024年のおかいこ(アシザワ養蚕さんの蚕)

2024年のおかいこ(資料館2代目)

とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年8月号)

中央市周辺の山城をみつける 3「獅子頭の遺構」

中央市周辺の山城をみつける 4「市川上野から右左口につづく尾根上塁址群」

 前回「獅子頭の遺構」で、土塁と竪堀によって構成される塁址について報告をしましたが、実はこれまでの数次にわたる調査によって、この山系のあちこちに同様の構築物が見られることが分かってきました。今回は西から東へ見ていき、その謎に迫ります。  上の図に示したように、市川上野の一条氏ノ塁址の南の尾根から右左口峠付近までの7.5㎞の間に、実に22か所の遺構が確認されています。尾根が分岐する高みには、竪堀を廻したり小郭を設けたりしています。それをつなぐ尾根のたるみ部分には、土塁を渡し、

2024年のおかいこ(アシザワ養蚕さんの蚕)

中央市豊富郷土資料館です。 今年も蚕の飼育を行いました。先日、無事に採卵まで終了したので、その様子をご報告します。 蚕がやってきた! 7月20日、資料館にアシザワ養蚕さんの蚕がやってきました。 当初は60頭ほど頂く予定でしたが、資料館蚕が半減してしまったので、急遽多めに頂くことになりました。毎年ありがとうございます。 やってきた蚕は2齢から3齢になる眠の途中。 やって来た日の夕方にかけて脱皮が進み、順調に桑の葉を食べ始めました。 順調に成長! 1週間もたつ頃には

2024年のおかいこ(資料館2代目)

中央市豊富郷土資料館です。 今年も蚕の飼育を行いました。先日、無事に採卵まで終了したので、その様子をご報告します。 今年もふ化の試み、だが…。 2023年に資料館で飼育した蚕から、卵をたくさん採ることができました。 そこで今年も、卵からのふ化を試みることにしました。 資料館横の一ノ瀬も、冬の間に手入れして、柔らかい若芽が出そろってきました。 資料館には、昨年アシザワ養蚕さんから来た蚕が産んだ卵(資料館2代目)と、資料館でふ化した蚕が産んだ卵(資料館3代目)の二つがあり

とよとみ養蚕だよりを発行しました(令和6年8月号)

資料館のフリーペーパー「とよとみ養蚕だより」27号(令和6年8月号)を発行しました。 紙の便りも資料館で配布中です。ぜひお手にとってみてください。 「とよとみ養蚕だより」は2022年5月から発行している資料館のフリーペーパーです。養蚕関連の情報を中心に、収蔵品の紹介、資料館のイベント報告なども行っています。

中央市周辺の山城をみつける 3「獅子頭の遺構」

 企画展「駿河への峠道をおさえる中央市周辺の山城」(9月28日より)にさきがける山城紹介のパート2です。今回は関原集落の真南の獅子頭の尾根周辺の遺構(塁址)です。鞍部を渡す土塁と竪堀を基本とするもので、しっかりした郭を備えておらず、一つ一つはとても砦と呼べるようなものではないのです。しかしこの山系の鞍部にはこのような遺構があちこちに見られます。誰が何の目的でこのようなものを構築したのか非常に興味が引かれます。 (上の写真は展示予定の模型ですが、制作途中です。仕上がったものは企

資料館の8月

中央市豊富郷土資料館です。 8月になり、まだまだ暑いですが、少しずつ秋の気配も感じられるようになりました。 当館エントランスにキリギリスがいました。産卵のために出て来たようです。 こちらは桑についてきた小さいミノムシです。ミノから頭を出し入れして、一生懸命歩いていました。 気候はまだ夏真っ盛りですが、虫たちは確実に秋に変わっています。